お互いに愛を誓い合い結婚したふたりですが、金銭的な事情や結婚準備が大変だという理由でふたりで相談した結果、結婚式を挙げない「ナシ婚」。 「ナシ婚」には結婚でかかる負担が少なくなるなどのメリットがあります。 その一方で、「ナシ婚にして後悔した」という先輩花嫁達の声も・・・経済的事情も踏まえながら、「けじめ」としてやっておくと自分たちも後悔しないであろう方法をご紹介します。
ナシ婚とは?
そもそも、「ナシ婚」とはなんでしょう?
一般的に「ナシ婚」とは、一般的に挙式や披露宴をしない結婚スタイルのことを指すと言われています。
挙式や披露宴を行わない結婚スタイルのこと
入籍日をふたりで相談し、役所に婚姻届を提出する手続きのみを行う事を指すことがほとんどです。タイミングを見て夫婦で新婚旅行に行こう!や結婚報告のみを職場の上司や同僚、大切な友人に報告します。
現在では、価値観の多様化が進み。結婚式をあえて挙げない新郎新婦も多くなっている事は事実です。結婚式を挙げることをデメリットと感じるカップルがいるのも事実ですが、 ナシ婚を選択する理由はさまざまです。
ナシ婚が選ばれる理由
新婚旅行にお金を使いたいと考えるカップルや、経済的事情・コロナが理由で挙げたくても出来なかったふたりもいらっしゃいます。
人気のチャペルで結婚式を挙げたい!ドレスに憧れはあるけど‥という憧れがあっても、花嫁姿を同僚や上司に見られることに抵抗がある人たちや、授かり婚で、親族が集まり両家顔合わせのみで晴れ姿を披露する事が出来ず体の負担も考えて「ナシ婚」を選択したカップルもいます。
ナシ婚を行う新郎新婦の割合
結婚を機としたウエディングイベントを何も行わなかった新郎新婦は全体の24.3% 「新婚生活実態調査2022」(リクルートブライダル総研調べ)
という数値も発表されており、およそ4組に1組がナシ婚を選択していると言われています。2021年度の調査報告では28.9%という調査報告が出ている為、2022年調査と比べると減少したという調査結果が出ています。
【出典】:「結婚総合意識調査2022」(リクルートブライダル総研調べ)
https://souken.zexy.net/data/SG/msgi2022_release.pdf
2020年からのコロナにより、セレモニーをすることが出来なかったという流れも関連しているように思いますが、コロナが終息に向かうにつれ結婚式場で親族や家族のみを招待し行うプランを利用したり、や前撮りやロケーションフォトを実施するカップルも増加しているように思います。
ナシ婚に関するマナー
ナシ婚にする事は、基本的には自分達の意見として尊重すべき決断だと思いますが、入籍して結婚をしたことは周りの人に報告するのが望ましいと考えます。
お祝いをしたいと考える友人や同僚もいますし、お世話になった方々や近しい周囲の方々にはご挨拶の意味を含め報告をしておくことをおすすめします。
また、その時に「結婚式はしない」という事ははっきりとお伝えしておいた方が結婚祝いを送りたいと考えている方々にもプレゼントなどを送るタイミングに迷わずに済みます。
また、ご祝儀をもらったらお返しをする点は従来の結婚式と変わらない為、1か月以内に内祝いなどのお返しをするのが一般的なマナーとされています。
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ナシ婚が持つ魅力や利点
ナシ婚は、前述してきた通り結婚式をしない結婚スタイルです。金銭的・手間暇のメリットなど、ナシ婚が持つ魅力や利点などもご紹介していきます。
結婚式にかかる費用を負担しなくて良い
結婚をする時には、結婚指輪を購入したり、結婚式をしたりとなにかと大きな金額を使う事がほとんどです。
式にかかる諸々の費用を節約できるのは、ナシ婚を選ぶおふたりにとっては大きなメリット・利点のひとつとなります。
式にかかる費用としては、式場の利用料・ヘアメイク料・衣装代・食事代・演出費・引き出物代や招待状を出すのにも費用はかかります。
また、当日招待するゲストの選び方も両家で調整する必要も出てきます。
結婚式準備を楽しめるおふたりもいますし、あまり手間をかけたくないおふたりもいますので、メリットと感じる方もいればそうではない方もおり、それぞれの価値観によってさまざまですが、一度メリットもデメリットもチェックしてみておふたりで答えを出されることをおすすめします。
ナシ婚で後悔しやすいポイント
ナシ婚は、前述してきた通り結婚式をしない結婚スタイルです。金銭的・手間暇のメリットがありますが、安易に決めると後悔することもあります。ナシ婚の概要とメリット・注意点を紹介します。
ウエディングドレスが着られなかった
入籍後、ウエディングドレスを着なかったことに後悔するケースが非常に多いです。
一生に一度と言われることもありますがドレスですが、結婚式以外で着る機会はほとんどありませんし、他人のドレス姿やSNSやテレビなどでドレス姿を見て後悔する場合もあります。
また、ドレスだけではなく記念に和装を着てみたかったという後悔もよく聞く後悔のひとつです。こういった服装に関する後悔は女性からの声が多い事も特徴のひとつです。
その他の意見として・・・
両親に感謝の気持ちを伝える場が用意できなかった
結婚式の場で育ててくれた両親への感謝を示す新郎新婦も多い為、式の最後で読まれることが多い手紙などで普段なかなか言えない感謝の気持ちを伝える場が用意できなかった事に関する後悔もあります。
現代ではさまざまな意思伝達方法がありますが、メールで伝えるより、手紙で伝える方が暖か味を感じることが出来るような気がします。
気持ちの区切りを付けづらい
挙式を行わなかった結果、結婚した実感が湧かないと感じた新郎新婦もいるようです。
入籍はしたものの、普段仕事や・日常生活の忙しさや普段と変わらない生活から区切りを付けづらく、実感が湧かないと言った回答もあるようです。
思い出が残らない
結婚式をするメリットや、写真だけでも残す事はおふたりが結婚したという思い出を残すことができるのが大きなメリットだと思います。
しかし、自分で決めた事ではありますが「ナシ婚」を選択する事でこれらを残す事が出来なかった後悔が何年後かに出てくることが大きいという意見もあります。
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ナシ婚で後悔したくない人向けの代替案
さまざまな事情でナシ婚を選択する方もいらっしゃるかと思いますが、ナシ婚を選択する事で後悔だけはしたくない方へ代替案としてのサービスをご紹介します。
フォトウエディング
結婚式を行わない代わりに、ウエディングドレスや和装を着て写真撮影を行うスタイルのウエディングです。
経済的な事情や、同僚や上司にドレス姿や晴れ姿を見られるのが恥ずかしいというカップルにも写真だけは残しておこう!というスタイルです。
都内を中心に、多数の撮影スポットで撮影できるプランもご用意しております。
日本庭園で和装を着ての撮影や、ロケーションに出てお好みの場所やスタイルで撮影する事が出来ます。
費用も相場として、5万円~15万円と選択されるプランや衣装などによっても異なりますが、従来の結婚式と比べても必要な準備が少なく、打ち合わせも2回から3回程度で終わる事もほとんどです。
また、沖縄やハワイへ新婚旅行へと考えているおふたりには、現地へ行って旅行を楽しむ合間にウエディングドレス姿でビーチや撮影スポットでの撮影するプランなどもご紹介しています。相場としては、10万円~20万円と都内での撮影に比べると少し割高にはなりますが、新婚旅行と兼ねて行う事によってお得感を感じることが出来ます。
近場でリゾートフォト感演出し撮影したい方には、「カハラ横浜」での宿泊付きフォトプランなどもご紹介しております。
フォトウエディング撮影後は結構疲れるものです。しかしこのプランでは、撮影終了後はそのままカハラ横浜へ宿泊できるプランとなっており、ファーストウエディングだけが行うオリジナルプランとなります。
費用も26万円~35万円ほどと選ぶプランにもよりますが、リーズナブルに宿泊とウエディングフォトを楽しむことが出来ます。
少人数の結婚式
金銭面の負担や人間関係を重荷に感じるようなら、少人数で結婚式を行う選択しもあります。国内での結婚式場で少人数で行う為には会場が限られる場合もあります。
少人数で行う事は、招待したゲストや親族とじっくり交流できる時間が取れる事が大きなメリットです。
おもてなしをする相手が少ない分、一人ひとりへの細かな配慮がしやすいので、アットホームな雰囲気で結婚式を行う事ができます。
両親や気心が知れた友人だけなら、リゾートウエディングを選択するのもひとつです。
両親との食事会
結婚式を行う代わりに、食事の場を設ける事により両親に感謝の気持ちを伝える場面を作る事も可能です。両家の顔合わせとしての場としても、結納の代わりとしても開催してもよいかもしれません。
こういった区切りの場を経るだけでも、気持ちに区切りがついたり、これから歩む二人のスタートだという新しい気持ちになれる可能性もあります。
ナシ婚でも後悔しない選択を!
いわゆる結婚式を挙げないとされている「ナシ婚」。
経済的な事情やおふたりの価値観・実用性を重視する考え方などにより、ナシ婚を選択するカップルが増えているようです。
しかしながら、ナシ婚には、金銭的な部分や結婚式準備、会社の上司や同僚・友人関係などの人間関係による負担が減るというメリットがある一方で、後悔してしまう可能性も・・・。
後悔をしない方法としては、前述したなんらかの方法で「思い出に残す」「区切りを付ける」など親族のみの少人数婚やフォトウエディング、両親や親族を招待しての食事会などを開催しておくのも大切です。
いずれにしても、夫婦ふたりでしっかりと相談することが大切です。
結婚する事は、人生において大切なタイミングであり。区切りのひとつだと思います。
恥ずかしさがあるかもしれませんが、結婚報告などのマナーは守りつつ、二人の結婚生活をすっきりスタートさせましょう!