ハワイ挙式の招待状のマナー
文例と同封するもの、よくある質問

結婚式の招待状は式場や手配会社の提携会社に依頼するのが最もおすすめです。
ですが、少しでも節約したい!というカップルも少なくありません。その為、招待状や案内状を自分たちで手作りする二人も多いと思います。
特に、海外挙式やリゾートウェディングの招待状や案内状を手作りで出す場合には、注意が必要です。
旅費や宿泊費の事や宿泊先・交通費・慣れない土地の挙式会場などの案内があり、作成する招待状の内容は国内挙式のものと少し違ってきます。海外挙式の招待状の書き方や用意するもの、いつまでに出せば良いか、参考になる招待状の例文などをご紹介します。

ハワイ挙式時に送る招待状のマナー

ハワイ挙式時に送る招待状も、国内挙式同様ゲストに失礼がないように、マナーを守って送りたいですね。招待状や案内状について書き方やなどの基本的なマナーについてまとめました。

基本的には国内挙式と海外挙式の場合の招待状のマナーと変わりはありません。

紙とペン

折れたり破れたりしないように、丈夫な紙質を選びましょう。
そして宛名は招待状の顔となるポイントとなりますのでペンは毛筆または筆ペンでかくのが好ましいとされます。
やってしまいがちですが、ボールペンは基本的に避けた方が良いでしょう。
しかし字に自信のない方もの中にはいらっしゃると思いますので、その場合はパソコンを使っても大丈夫です。その場合も字体は楷書などの毛筆調のもので印刷することを忘れずに。

本文

封筒の宛名と招待状の縦書き、横書きは揃えましょう。
また招待状は文中に“区切る”を意味する句読点(「、」「。」)を入れないのがマナーです。
その代わり一文字分開けて読みやすい文になるように心がけましょう。
さらに“区切る”としては同じように、意味を持つ漢字や忌み言葉などは避けましょう。
結婚のようにお祝いの際に使ってはいけない主な言葉は以下になります。
・別れを連想させる言葉
・不幸なことを連想させる言葉
・再婚を連想させる言葉
・同音異義語
例えば“忙”は、“心を亡くす”と書く漢字なので平仮名にした方が良いでしょう。
「ご多忙のなか」→「ご多用のなか」にするとよいですね。
また“返す”や“重ね重ね”といった言葉にも注意が必要です。

こちらはハワイ挙式ならではですが、英語表記だけでは伝わらないケースもございますので、挙式会場やホテル名、また住所には、読み仮名を付けることが好ましいとされます。
さらにドレスコードがある場合にはしっかりと詳細まで記載をするようにしましょう。
結婚式に参列したことがない、またはハワイ挙式は初めてという方も中にはいらっしゃるかと思いますので、ゲストが安心して頂けるようにわかりやすく書くことをおすすめします。

さらに招待状を送るからといって、連絡をせずに招待状を送るのはタブーです。
親しき中にも礼儀ありということで、事前に連絡をするように気を付けましょう。

ハワイ挙式招待状おすすめパターン例

同じ招待状とはいえ、送る相手に合わせて内容も変えて書くことが大切です。
家族・親族に送るものと、友人に送る場合の内容と言葉遣いの違いなどを詳しくご紹介します。

今回は大きく分けて2パターンのご紹介です。
はじめに家族・親族への招待状です。
この時に1番のポイントになるのが、新郎新婦としてではなく両家の連名で招待状を出すことです。
少し年代が上の方の中には、“結婚とは家と家の結びつき”と考える人もまだまだ多いことから、おふたりのご両家からの招待状だということが一目で分かる文章が好まれます。
実際の文を見ていきましょう。

① 家族・親族への招待状

少し硬く感じる方もいらっしゃるかと思いますが、このように誰が見ても丁寧と感じる文章が好ましいとされます。

次に友人への招待状の書き方についてです。
いくら親しい仲だとしても、一定の丁寧な表現が好まれます。
しかし家族・親族への招待状と事なる点としておふたりの連名の招待状であることが大切になってきます。

② 友人への招待状

2つ文章を見比べてみていかがでしたでしょうか。
友人への招待状は、おふたりからの招待状ということで丁寧さは残しつつ、柔らかな印象に感じたのではないでしょうか。

このように送る相手によって、表現の仕方や文章の印象も変えた方がいいかもしれませんね。

ハワイ挙式の招待状に同封するもの

日本語も通じるハワイとはいえ、国内挙式に比べるとゲストの不安も大きくなります。 少しでも不安をクリアにしていただくために、役立つアイテムを一緒に同封しましょう。

付箋

1人1人対応が違う際に便利なのが付箋ですね。
一番多い使い方がお車代。
全員分のお車代を新郎新婦で全額負担するのは難しいですよね。
そこで付箋に、お車代の詳細を書いた付箋を同封するのがベターでしょう。
またもしゲストに費用を負担してもらう場合には、ご祝儀を辞退する旨を記載することが必要です。
また前もって費用負担についてお伝えしておくことも大切ですね。

返信用はがき

同封は基本マナーになっています。またその際に慶事用の切手を貼付することも忘れずに。
ちなみにご両親様のように出席が確定している人には同封しないこともありますので状況を見て判断しましょう。

会場・宿泊先案内

ハワイが初めての人でもわかりやすいように、空港からのアクセスや宿泊先から挙式会場までのアクセスを記載した案内図の用意をおすすめします。
プロデュース会社からもらえる場合もあるので、もしご用意が難しいのであれば、一度担当プランナーに相談するのも良いですね。

旅のしおり

スケジュールはもちろん、滞在中も楽しめるような観光スポットや、何かあった際に海外でも通じる緊急連絡先や新郎新婦の宿泊先などをまとめたしおりがあると非常に便利ですし、安心ですね。
また手作り感のあるものだと温かい気持ちになれるので少し工夫を凝らして思い出の品となるようなものだと、さらに良いかもしれませんね。

ハワイ挙式の招待状についてのよくある質問

ここまでお読みいただきましたが、まだまだご不明点もあるかと思います。
そこでよくある質問をまとめました。

Q 招待状は紙で送ったほうが良いですか?

A. 今の時代、必ずしも紙で送る必要はございません。
中にはメールやWEB招待状で済ますカップルもたくさんいますが
目上の人に対しては、紙の方が無難かもしれません。

Q 招待状はいつ送るべきでしょうか?

A. 早めが好ましいとされます。
カップルと同様、仕事のお休みやパスポートの準備などの事を考えると挙式日の3-4か月前が好ましいです。
またご旅行に関しては、相違がないよう事前にお話しておくことも大切ですね。

「相手に合わせた招待状と丁寧な印象が大切」

同じ招待状とはいっても相手によって、またハワイ挙式のための招待状を作ることが大切ですね。
① 事前の確認・準備
② 早めの相談
この2点を大切にして頂ければよりよい招待状が出来上がることでしょう。
また手作りの招待状の良いところは準備期間も楽しんでいただけるところかと思います。
そこも含めてハワイ挙式を存分に楽しんでくださいね。

ハワイの挙式会場例